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Apple TV+を手放した4つの理由とそのお金の使い道

今日は私の最近の決断について、率直な体験をシェアしたいと思います。実は先日、長年利用し続けてきたApple TV+の契約を解除しました。この決断に至った理由と、浮いたお金の活用方法について詳しくお話していきます。

なぜApple TV+を契約していたのか?

私がApple TV+を当初契約した理由は単純でした。AppleのiPhoneを新調した際に付いてきた3ヶ月の無料トライアル。「せっかくだから」という軽い気持ちで始めたサービスが、気づけば2年以上も続いていました。

トライアル終了後も契約を続けた理由は、『テッド・ラッソ』や『For All Mankind』などの高品質なオリジナルコンテンツに惹かれたからです。特に『テッド・ラッソ』は、私の心を掴んで離さない素晴らしいドラマでした。サッカーに詳しくない私でも、キャラクターの成長や人間関係のドラマに引き込まれました。

Apple TV+を手放すことにした4つの理由

1. コンテンツの選択肢が限られている

Apple TV+の最大の課題は、やはりコンテンツの量です。確かに『テッド・ラッソ』『CODA コーダ』『セブランス』など、素晴らしい独占コンテンツは存在します。しかし、NetflixやDisney+と比較すると、見たい作品を探すのに苦労することが多くありました。

私の場合、月に1〜2作品を視聴するだけで、あとは「見るものがない」という状況が続いていました。例えば、アニメーションや過去の名作映画など、カタログコンテンツが充実していないことが痛手でした。Apple TV+はすべてがオリジナルコンテンツという特徴がありますが、これが逆に選択肢を狭めているとも感じました。

「今日は何か気軽に見たいな」と思ったとき、つい他のサービスを開いてしまう自分に気づいたのです。

2. コスト・パフォーマンスの見直し

月額料金自体は他のサービスと比べて特別高くないですが(月額700円程度)、実際の視聴時間を考えると、コストパフォーマンスに疑問を感じるようになりました。

私の場合、月に平均3時間程度しかApple TV+を視聴していませんでした。単純計算すると、1時間あたり約233円支払っていたことになります。同じ金額で、より多くのコンテンツを楽しめるサービスに移行したほうが、体験としては充実すると考えたのです。

さらに、複数の配信サービスを契約していると、月々の支出がじわじわと増えていきます。「本当に必要なサービスはどれか」という視点で見直したとき、Apple TV+は優先度の低いサービスになってしまったのです。

3. 柔軟な再契約が可能

Apple TV+の良いところは、解約後でも簡単に再契約できる点です。例えば、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のような気になる大作映画が配信されたときだけ一時的に契約するという使い方も可能です。

また、新しいAppleデバイスを購入した際には無料トライアル期間があるので、そのタイミングでもう一度楽しむこともできます。つまり、「永遠にさよなら」ではなく「一時的な別れ」という考え方ができるのです。

実際、私は昨年『モーニングショー』の新シーズンが配信されたタイミングで一時的に再契約し、視聴後にまた解約するという使い方をしました。この柔軟性があるからこそ、解約の決断がしやすかったとも言えます。

4. 新しい体験への投資

同じ環境に留まっているよりも、別のサービスを試してみることで新しい発見があるかもしれません。特に最近は、各配信サービスがオリジナルコンテンツの制作に力を入れているので、視野を広げる良い機会だと思いました。

例えば、私はApple TV+を解約後、長らく契約を見送っていたDisney+を試してみることにしました。『マンダロリアン』や『ロキ』などの話題作に加え、子供の頃に見ていたディズニー作品を久しぶりに楽しむという、新しい体験ができています。

浮いたお金の具体的な使い道

では、Apple TV+を解約して浮いたお金は、どのように活用しているのでしょうか?

より豊富なコンテンツを求めて

現在は、NetflixとDisney+を交互に契約して楽しんでいます。複数のサービスを同時に契約するのではなく、見たい作品が配信されるタイミングで入れ替えています。例えば、Netflix版『ONE PIECE』が配信された月はNetflixを契約し、マーベル新作が出たらDisney+に切り替えるといった具合です。

この方法なら、予算を抑えながらも多様なコンテンツを楽しむことができます。また、「今月はこのサービスを徹底的に楽しもう」という意識が生まれ、より集中して作品を楽しめるようになりました。

デジタル書籍サブスクリプションの活用

浮いた予算の一部は、電子書籍のサブスクリプションサービスに回しています。Kindle Unlimitedやaudiobook.jpなどのサービスを利用することで、映像だけでなく読書の時間も充実させることができました。

特に通勤時間に本を聴くという習慣ができたことは、大きな変化です。以前は「スマホを見る」だけだった時間が、新しい知識を得る時間に変わりました。

デジタルコンテンツ以外への投資

配信サービスの料金を見直したことで、他の趣味にも投資できるようになりました。例えば、月に1冊は興味のある技術書を購入したり、たまには映画館で大作を観たりする余裕が出てきました。

また、小さなことですが、お気に入りのカフェでゆっくり作業する時間も増やしています。これは直接的な「お金の使い道」というわけではありませんが、時間の使い方という面で大きな変化があったと感じています。

貯蓄への転換

最後に、もっとも現実的な使い道として、浮いたお金の一部は単純に貯蓄に回しています。月々の支出を見直すことで、少しずつでも将来への備えを増やしていくことができています。

年間で考えると約8,400円。決して大きな金額ではありませんが、「必要のないサブスクリプションを見直す」という行動自体に価値があると考えています。この見直しをきっかけに、他の支出も再検討するようになりました。

私のストリーミングサービス活用術

Apple TV+を手放した経験から、私なりのストリーミングサービス活用術をご紹介します。

1. 定期的な契約サービスの見直し

3ヶ月に一度は、契約しているサービスの利用状況を確認しています。「このサービスで最後に何を見たのはいつ?」という質問をすることで、本当に必要なサービスか判断しやすくなります。

例えば、私の場合はカレンダーアプリにメモを残して、各サービスの視聴時間を記録していました。この「見える化」によって、Apple TV+の利用頻度の低さに気づくことができたのです。

2. サービスのローテーション戦略

すべてのサービスを同時に契約するのではなく、見たい作品によって契約するサービスを切り替える「ローテーション戦略」を採用しています。

例えば、6月はNetflix、7月はDisney+、8月はAmazon Primeというように。これによって、月々の支出を抑えながらも多様なコンテンツを楽しむことができます。

3. 無料トライアルの活用

新しいサービスを試す際は、必ず無料トライアル期間を活用しています。また、新しいデバイスを購入した際には、付随する無料サービスにも注目しています。

私の場合、スマートテレビを購入した際に付いてきた6ヶ月間のDisney+無料特典を利用し、大量のコンテンツを楽しむことができました。

4. 共有プランの検討

家族や信頼できる友人との間で、サブスクリプションの共有を検討するのも一つの方法です。例えばNetflixのスタンダードプランは2画面同時視聴可能なので、費用を折半すれば一人あたりの負担が減ります。

ただし、各サービスの利用規約には必ず目を通し、規約内での共有を心がけることが重要です。

結論:自分にとって最適な選択を

Apple TV+の契約解除は、決してサービスの価値を否定するものではありません。むしろ、自分の視聴習慣や予算に合わせた最適な選択をしただけのことです。

実際、Apple TV+には『Slow Horses』や『パシンコ』など、他のサービスにはない魅力的なオリジナルコンテンツがあります。もし新シーズンが配信されれば、一時的に再契約することも検討しています。

皆さんも、定期的に利用しているサービスを見直してみてはいかがでしょうか?新しい発見や、より充実した時間の使い方が見えてくるかもしれません。

重要なのは「何を手放すか」ではなく、「限られた時間とお金で何を選ぶか」という視点です。自分にとって本当に価値のあるものに投資することで、デジタルライフはより豊かになると信じています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。皆さんのサブスクリプション選びの参考になれば幸いです。

よくある質問

Q: Apple TV+を解約する方法は?

A: iPhone/iPadの設定アプリから「[ユーザー名]>サブスクリプション」を選択し、Apple TV+の「サブスクリプションをキャンセル」をタップします。Macの場合はApp StoreからApple IDを選択し、「設定>サブスクリプションの管理」から解約できます。

Q: おすすめのストリーミングサービスローテーション方法は?

A: 各サービスの大型配信作品のスケジュールを確認し、見たい作品が多い月に契約するのがおすすめです。多くのサービスは公式サイトで今後の配信予定を公開しています。

Q: Apple TV+が特におすすめな人は?

A: オリジナル作品を重視する方、特にドラマや高品質な映画を好む方におすすめです。また、Apple製品を定期的に購入する方は、無料トライアル特典を活用できるため、コストパフォーマンスが高くなります。

Q: 複数のストリーミングサービスを管理するコツは?

A: 専用のアプリやスプレッドシートで契約状況を管理したり、カレンダーに更新日をメモしておくことで、不要な継続を防げます。また、クレジットカードの明細を定期的にチェックすることも有効です。