最近、Wi-Fiの通信速度が遅くなった、データ使用量が急に増えた、という経験はありませんか？実は、これらは誰かがあなたのWi-Fiを無断で使用している可能性を示す重要なサインかもしれません。今回は、Wi-Fi不正利用の確認方法と対処法について、詳しくご説明していきます。
Wi-Fi不正利用のよくある兆候
Wi-Fi不正利用を見分けるポイントをいくつかご紹介します。まず気をつけたいのは、通信速度の低下です。普段よりもインターネットの動きが遅い、動画のバッファリングが頻繁に発生する、といった症状が出始めたら要注意。また、月々のデータ使用量が突然増加したり、見覚えのないデバイスがネットワークに接続されていたりする場合も、不正利用の可能性が高いと言えます。
ルーターの管理画面で接続デバイスを確認
不正利用を確認する最も確実な方法は、ルーターの管理画面をチェックすることです。管理画面へのアクセス方法は以下の通りです：
- ブラウザのアドレスバーに「192.168.0.1」や「192.168.1.1」を入力
- ルーターのログイン情報を入力（初期設定のままの場合は、説明書やルーター底面のシールを確認）
- 「接続中のデバイス一覧」や「DHCP クライアントリスト」などの項目を探す
ここで表示される接続デバイスのリストを確認し、見覚えのないMACアドレスや機器名があれば、不正利用の可能性があります。
不正利用への具体的な対処法
不正利用が発覚した場合は、以下の手順で対策を行いましょう。
【パスワードの変更】 まずは、Wi-Fiのパスワードを変更します。新しいパスワードは、以下の条件を満たすものを設定しましょう： ・12文字以上の長さ ・大文字、小文字、数字、記号を組み合わせる ・推測されにくい文字列にする
【暗号化方式の確認】 ルーターの暗号化設定がWPA3またはWPA2になっていることを確認します。古い暗号化方式（WEPなど）は簡単に解読される可能性があるため、必ず最新の方式に更新しましょう。
【MACアドレスフィルタリングの設定】 信頼できるデバイスのMACアドレスのみを許可リストに登録することで、未登録の機器からの接続を防ぐことができます。ただし、MACアドレスは偽装できるため、これだけを対策として rely するのは避けましょう。
予防的なセキュリティ対策
今後の不正利用を防ぐため、以下の予防策も併せて実施することをお勧めします：
【定期的なパスワード変更】 最低でも3ヶ月に1回はパスワードを変更しましょう。同じパスワードを長期間使用していると、漏洩のリスクが高まります。
【ゲストネットワークの活用】 来客用に別のWi-Fiネットワークを設定することで、メインネットワークのセキュリティを保つことができます。多くの最新ルーターにはこの機能が搭載されています。
【ファームウェアの更新】 ルーターのファームウェアは、セキュリティ上の脆弱性が発見されると更新されます。定期的に最新版への更新を確認しましょう。
まとめ
Wi-Fi不正利用の可能性を感じたら、すぐに確認と対策を行うことが重要です。本記事で紹介した方法を参考に、定期的なセキュリティチェックを心がけましょう。特に、パスワードの定期変更と暗号化方式の確認は、最低限必要な対策と言えます。
皆さんのWi-Fi環境が、より安全で快適なものになることを願っています。
