今日は多くの方が日常的に使用する機能でありながら、意外と知られていない「スクリーンショットの撮り方」について詳しく解説していきます。
「スクリーンショットを撮る方法は簡単だよね。なぜこんなハウツーが必要なのかな??」と思った人もいるかもしれませんね。でも、ちょっと聞いてほしいんです。
なぜスクリーンショットの撮り方を知る必要があるのか
実は、iPhoneやiPadは進化し続けており、機種によって操作方法が異なることがあります。例えば、長年iPhone 8を愛用していた方が最新のiPhone 15にアップグレードした際、ホームボタンがなくなったことで戸惑うことがよくあります。
私自身も先日、親に新しいiPhoneをプレゼントしたのですが、「スクリーンショットが撮れない!」と慌てた電話がかかってきました。長年使い慣れた操作方法が変わると、こういった基本機能でさえ混乱することがあるんですね。
そこで今回は、現在販売されているすべてのiPhoneとiPadモデルでのスクリーンショット撮影方法を、初心者の方にも分かりやすく解説します。また、撮ったスクリーンショットの確認方法や、画面録画の方法まで幅広くカバーしていきますよ。
iPhoneでスクリーンショットを撮る方法
まず、スクリーンショットが撮れたかどうか確認する方法からお伝えします。
スクリーンショットを撮ると、画面の左下に小さなサムネイル画像が表示されます。このサムネイルをタップすると、撮影した画像が拡大表示され、編集することも可能です。また、左にスワイプすれば、画面は閉じられます。
ウェブページのスクリーンショットを撮った場合は、「フルページ」オプションを選択すると、スクロールしながらページ全体を保存することもできますよ。
Face ID搭載のiPhoneモデル(iPhone X以降)
Face IDを搭載したiPhone X以降のモデルでは、以下の手順でスクリーンショットを撮影します:
- スクリーンショットを撮りたい画面を表示させます
- 右側面の「サイドボタン」と左側面の「音量アップボタン」を同時に押します
- すぐに両方のボタンから指を離します
- 画面が一瞬点滅し、シャッター音が鳴ります(マナーモードでは音は鳴りません)
この操作は慣れるまで少し練習が必要かもしれません。私も最初は両ボタンを同時に押すタイミングに苦戦しました。コツは親指と人差し指で端末をしっかり持ち、両方のボタンを同時に素早く押すことです。
Touch IDとサイドボタンを搭載したiPhoneモデル(iPhone SE 2/3世代)
Touch IDとサイドボタン(電源ボタン)を搭載したiPhone SE(第2世代・第3世代)では:
- 撮影したい画面を表示させます
- 右側面の「サイドボタン」と下部の「ホームボタン」を同時に押します
- すぐに両方のボタンから指を離します
- 画面が点滅し、シャッター音が鳴ります
先日、友人のiPhone SE(第3世代)を借りて試してみましたが、この方法はホームボタンとサイドボタンが離れているため、最初は少し慣れが必要でした。端末を少し傾けて持つと操作しやすくなりますよ。
Touch IDとTopボタン搭載のiPhoneモデル(iPhone 8以前)
古い世代のiPhoneでは、以下の手順でスクリーンショットを撮ります:
- 撮影したい画面を表示させます
- 上部または右側面の「トップボタン(電源ボタン)」と下部の「ホームボタン」を同時に押します
- すぐに両方のボタンから指を離します
- 画面が点滅し、シャッター音が鳴ります
私が最初に使っていたiPhone 7では、この方法でスクリーンショットを撮っていました。両手で持って操作すると失敗が少なくなります。
iPadでスクリーンショットを撮る方法
iPadも基本的な操作はiPhoneと似ていますが、モデルによって少し異なります。
ホームボタンがないiPadモデル(iPad Pro 2018以降、iPad Air 4/5など)
ホームボタンのない新しいiPadでは:
- 「トップボタン」と「音量アップボタン」を同時に押します
- すぐに両方のボタンから指を離します
- 画面が点滅し、スクリーンショットが撮れます
私のiPad Proでは、片手でこの操作をするのは少し難しいことがあります。テーブルに置いた状態で両ボタンを押すと簡単にスクリーンショットが撮れますよ。
ホームボタン搭載モデルのiPad
従来型のiPadでは:
- 「トップボタン」と「ホームボタン」を同時に押します
- すぐに両方のボタンから指を離します
- 画面が点滅し、スクリーンショットが撮れます
家族が使っている古いiPad miniでは、この方法でスクリーンショットを撮っています。小さいサイズなので、比較的操作しやすいです。
スクリーンショットの保存場所と確認方法
撮影したスクリーンショットはどこに保存されるのでしょうか?簡単に見つける方法をご紹介します:
- 「写真」アプリを開きます
- 下部メニューから「アルバム」をタップします
- 下にスクロールすると「スクリーンショット」というアルバムがあります
- タップすると、これまでに撮影したすべてのスクリーンショットが表示されます
また、撮影直後に表示されるサムネイルをタップすると、編集画面が開きます。ここでトリミングや文字入れなどの簡単な編集が可能です。
私は先週、オンラインショッピング中に気になる商品のスクリーンショットを撮って友達に意見を聞きましたが、まさにこの方法で素早く画像を共有できました。
iPhoneやiPadで画面を録画する方法
スクリーンショットだけでなく、画面の動きを録画したい場合もありますよね。例えば、アプリの使い方を誰かに説明したい時や、ゲームのプレイを記録したい時などに便利です。
画面録画機能を設定する
まず、画面録画のコントロールをコントロールセンターに追加する必要があります:
- 「設定」アプリを開きます
- 「コントロールセンター」をタップします
- 「コントロールをカスタマイズ」の下にある項目から「画面収録」の横にある緑色の「+」ボタンをタップします
これで、コントロールセンターから簡単に画面録画機能にアクセスできるようになります。
実際に画面を録画する手順
- コントロールセンターを開きます(iPhoneのモデルによって操作が異なります)
- Face ID搭載機種:画面右上から下にスワイプ
- ホームボタン搭載機種:画面下から上にスワイプ
- 「〇」の録画ボタンをタップします
- 音声も録音したい場合は、録画ボタンを長押しして「マイク」をオンにします
- 「録画開始」をタップすると、3秒のカウントダウン後に録画が始まります
- 録画を終了するには、画面上部の赤いステータスバーをタップし、「停止」を選択します
先日、私は祖母にLINEの使い方を教えるために画面録画機能を活用しました。操作手順を録画して送ったところ、「文章で説明されるより分かりやすい!」と大変喜んでもらえました。
録画した動画の編集方法
録画が終わると、動画は自動的に「写真」アプリの「ビデオ」アルバムに保存されます。この動画は簡単に編集することができます:
- 「写真」アプリで録画した動画を開きます
- 「編集」をタップします
- 下部に表示されるタイムラインを使って、始点と終点をトリミングできます
- 必要に応じてフィルターや調整を適用できます
- 「完了」をタップして変更を保存します
私の場合、コントロールセンターを開く部分など、不要な箇所を削除してから友人や家族にシェアすることが多いです。特に年配の方には余計な情報がない方が分かりやすいようです。
iPhoneやiPadのスクリーンショットに関する便利な機能
全画面スクリーンショット(スクロールスクリーンショット)
iOS 13以降では、Safari等のアプリでウェブページ全体のスクリーンショットを撮ることができます:
- 通常の方法でスクリーンショットを撮ります
- 左下に表示されるサムネイルをタップします
- 上部のタブから「フルページ」を選択します
- 右上の「完了」→「PDFとして保存」を選択します
この機能は長いチャットの履歴や記事全体を保存したい時に非常に便利です。先日、重要な契約書のPDFが見つからない時に、この機能を使ってウェブ版を保存しました。急いでいる時の救世主になりますよ。
スクリーンショットのマークアップ機能
撮影後のサムネイルをタップすると開く編集画面では、様々な編集ツールが使えます:
- ペンツール:自由に線を引く
- 蛍光ペン:テキストをハイライト
- 消しゴム:描画を消去
- 切り抜きツール:サイズを調整
- テキスト挿入:文字を追加
- 署名:保存した署名を挿入
- 拡大ループ:特定部分を拡大
- 図形:矢印や円などを追加
私はよく、友人とのグループチャットで待ち合わせ場所の地図のスクリーンショットに矢印や円を追加して、「ここで会おう!」と共有しています。視覚的に情報を伝えられるので非常に便利です。
ボイスオーバー機能との連携
視覚障害のある方向けの機能ですが、スクリーンショットと組み合わせることで便利な使い方ができます:
- 「設定」→「アクセシビリティ」→「ボイスオーバー」をオンにします
- 画面の内容を音声で読み上げてもらいながらスクリーンショットを撮ります
- これにより、視覚的な情報と音声情報の両方を記録できます
私の視覚に障害のある友人は、この機能を使ってウェブサイトの情報を確認しています。スクリーンショットと音声読み上げを組み合わせることで、後から情報を整理しやすくなるそうです。
トラブルシューティング:スクリーンショットが撮れない時は?
スクリーンショットが撮れない場合、いくつかの対処法があります:
- ボタンの同時押しを確認する:両方のボタンを完全に同時に押していない可能性があります。
- ケースの影響を確認:厚手の保護ケースがボタンの押し込みを妨げていることがあります。
- ストレージ容量を確認する:空き容量がない場合、新しい写真が保存できません。
- 再起動を試す:端末を再起動することで問題が解決することがあります。
- アップデートを確認する:iOS/iPadOSを最新バージョンにアップデートしましょう。
私も一度、ケースが原因でサイドボタンが十分に押せず、スクリーンショットが撮れないことがありました。ケースを外してみたところ問題なく撮影できるようになりましたよ。
まとめ:状況に応じたスクリーンショット活用法
iPhoneやiPadでのスクリーンショットと画面録画は、日常生活で様々な場面で役立ちます:
- オンラインショッピングで商品の詳細を保存
- SNSに投稿する前に画面を記録
- トラブル発生時の証拠として画面を保存
- 家族や友人への説明用に操作手順を記録
- ウェブ記事やレシピを後で見返すために保存
最近では、私はスクリーンショットをメモ代わりに使うことが増えました。例えば、ネットバンキングの振込確認画面や、予約完了画面など、重要な情報を一時的に保存するのに便利です。
また、子どもの学校連絡アプリの通知もスクリーンショットで保存しておくと、後から確認する時に便利です。単なる画面の保存機能と侮るなかれ、使い方次第で生活を便利にする強力なツールになりますよ。