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「Pixel Tablet」と「iPad」、あなたはどちら派?魅力的な機能を検証

今回は、多くの読者さんからリクエストがあった「Google Pixel Tablet」と「Apple iPad」の徹底比較をお届けします。昨年から実際に両方使ってみた体験を踏まえて、リアルな使用感をお伝えしていきますね。

競争激化するタブレット市場

最新のPixel TabletとiPadは、機能面でますます接近してきています。Googleは2023年6月に日本でもPixel Tabletを発売し、タブレット市場に本格参入しました。一方、Appleも2022年10月に第10世代iPadをリリースし、USBーCポートの採用やデザイン刷新で注目を集めています。

私が最近のタブレット展示会で両方触ってみた印象では、GoogleもAppleもそれぞれの強みを活かした戦略を展開していて、ユーザーにとって選択肢が増えたことは間違いありません。

価格とコストパフォーマンス

まず気になる価格面から見てみましょう。

Google Pixel Tablet

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Google(グーグル)
¥76,498 (2025/04/24 04:18:04時点 Amazon調べ-詳細)
  • 日本での販売価格:79,800円(税込)
  • ストレージ:128GB / 256GB
  • 特筆すべき点:充電スピーカードック付き

Apple iPad(第10世代)

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Apple(アップル)
¥49,800 (2025/04/24 04:18:05時点 Amazon調べ-詳細)
  • 日本での販売価格:68,800円(税込)〜
  • ストレージ:64GB / 256GB
  • 特筆すべき点:アクセサリは別売り

先日、電気店で店員さんと話していて面白い話を聞きました。「Pixel Tabletは一見高く感じるけど、スピーカードックが付属しているので、トータルで考えるとコスパは悪くない」とのこと。実際、スマートスピーカーとして使えるドックは単体で買うと1万円以上するものが多いですからね。

ただ、iPadはエントリーモデルならPixelより安く始められるのも事実です。私の友人はiPadを子供の学習用に購入したのですが、最初は64GBモデルで十分だと喜んでいました。

Google Pixel TabletApple iPad (2022)
ブランド
GoogleApple
ストレージ128GB / 256GB64 / 256GB
CPUGoogle Tensor G2Apple A14 Bionic
OSAndroid 13iPadOS 16
バッテリー
最大12時間最大10時間
ポートUSB-CUSB-C
カメラ (リア、フロント)8MP f/2.0 rear / 8MP f/2.0 front landscape12MP f/1.8 rear, 12MP f/2.4 front landscape
ディスプレイ(サイズ、解像度)10.95 インチ、2560 x 1600、500 ニット、LCD10.9 インチ Liquid Retina、2360 x 1640 ピクセル、264ppi、500nits
サイズ・重量258×169×8.1mm、493g248.6×179.5×7mm、477g
カラーPorcelain, Hazel,イエロー、ブルー、ピンク、シルバー

実際の使用感:1ヶ月使い続けてわかったこと

Pixel Tabletの実用性

私が特に気に入っているのは、Pixel Tabletのドックシステムです。寝室には追加で購入したドックを設置していますが、これが本当に便利なんです。

1実際の使用例:
2朝は台所でレシピを見ながら料理をし、ドックに置いておけば充電されつつスマートディスプレイとして天気予報を表示。
3仕事を始める時はドックから外して書斎に持っていき、メールチェックやドキュメント作成に。
4夜はベッドサイドのドックに置いて、睡眠トラッキングアプリを起動させておく。

バッテリー持ちも実測で約10時間。標準的な使用では2日間充電なしで持ちます。ただ、4K動画編集など重い処理を行うと5-6時間程度に落ちるのでご注意を。

iPadの魅力とエコシステム

iPadの最大の魅力は、アプリの豊富さとクオリティの高さです。特にクリエイティブ系のアプリは圧倒的に充実しています。

1私のiPadでの作業フロー:
2Procreateでイラスト制作→LumaFusionで動画編集→AirDropでMacに転送
3→最終調整→SNS投稿まで、シームレスに完結

また、iPad+Magic Keyboardの組み合わせはノートPC並みの生産性を発揮します。実際、このブログの下書きもiPadで書いていることが多いです。

アクセサリー徹底比較

両デバイスの真価はアクセサリーとの組み合わせで発揮されます。

Pixel Tabletのアクセサリー事情

Pixel TabletにはGoogle純正のケースがありますが、品薄状態が続いています。私は日本のメーカー「エレコム」のケースを使用していますが、サードパーティ製でも保護性能は十分です。

スタイラスに関しては、USI 2.0規格に対応しており、Lenovo USI Pen 2など複数のメーカーのものが使えます。実際に試した感想としては、iPadのApple Pencilほど洗練されていませんが、メモやちょっとした図を描くには十分な精度です。

iPadのアクセサリー環境

iPadのアクセサリー環境は成熟しています。Apple Pencil(第1世代)は15,800円ですが、描画の精度やレイテンシーの低さは一級品。イラストレーターの友人は「これがないと仕事にならない」と言うほどです。

Magic Keyboardは高価(37,800円)ですが、実際に使うと「MacBookの代わり」になるほどの生産性向上が期待できます。私はこれを導入してから、短い出張ではMacBookを持っていかなくなりました。

具体的なユースケース別比較

家庭での使用

Pixel Tabletの強み

  • スマートホームのハブとして最適
  • Googleフォトでのフォトフレーム機能が秀逸
  • YouTubeやNetflixなどの動画視聴が快適
  • 家族間での共有がしやすい

iPadの強み

  • FaceTime通話の画質が素晴らしい
  • 子供向け教育アプリが充実
  • Apple TVとの連携が簡単
  • セキュリティとプライバシー保護が強固

ビジネス利用

Pixel Tabletの強み

  • Googleワークスペースとの親和性が高い
  • マルチユーザー機能で同僚と共有しやすい
  • テンサーチップによるAI処理が速い
  • デュアルディスプレイ機能が便利

iPadの強み

  • Microsoft Office連携が優れている
  • PDF編集・注釈ツールが充実
  • プレゼンテーション作成・実施が簡単
  • セキュアなビジネスアプリが多数

長期的な視点:サポート期間と価値持続性

この点は意外と見落とされがちですが、実はとても重要です。

Pixel Tabletは、Googleが5年間のセキュリティアップデートを約束しています。私の使用経験から言うと、1年経っても初期の動作速度をほぼ維持しており、ストレスはありません。

一方、iPadはさらに長期的なサポートが期待できます。例えば、2018年発売のiPad Proでも最新iPadOS 17が動作しています。5年以上経っても現役で使えるということで、長い目で見るとコストパフォーマンスが高いとも言えます。

日本ならではの使い勝手

日本特有の状況についても触れておきます。

Pixel Tabletは日本語音声入力の精度が驚くほど高く、方言もかなり認識してくれます。実際、私の九州弁も8割以上正確に文字化してくれるのには驚きました。

一方、iPadは日本のサービスとの連携が優れています。例えば、Suicaなどの交通系ICカードの連携、おサイフケータイ的な使い方ができるのは便利です。また、日本の銀行アプリやショッピングアプリも最適化されているものが多いです。

バッテリー寿命と充電速度の実情

カタログスペックと実際の使い勝手には差があります。1ヶ月使ってみての正直な感想を共有します。

Pixel Tabletの充電速度は15W程度で、0%から100%まで約2時間半かかります。ドックに置いておくと常に充電されるので、日常使用では気になりませんが、外出先での急速充電には向いていません。

iPadは20W充電に対応しており、0%から50%まで約30分、100%までは約2時間です。外出が多い方にはこの差は重要かもしれません。

最終的な選択ポイント

結局のところ、どちらを選ぶべきなのでしょうか?私の経験から言うと、以下のポイントで判断するといいでしょう:

Pixel Tabletがおすすめな人

  • Googleエコシステムをすでに活用している
  • スマートホーム機器を多数持っている
  • タブレットを家庭内で共有して使いたい
  • 音声アシスタントを頻繁に使う
  • コスパを重視する

iPadがおすすめな人

  • すでにiPhoneやMacを使っている
  • クリエイティブな作業をよくする
  • アプリの充実度を重視する
  • 長期間使い続ける予定がある
  • タブレットをメインデバイスとして使いたい

私自身は、仕事用にiPad、家庭用にPixel Tabletという使い分けをしていますが、もしひとつしか選べないなら、用途に合わせて選ぶのが正解だと思います。

まとめ:それぞれの魅力を活かす使い方

Google Pixel TabletとApple iPadは、どちらも素晴らしいタブレットです。単純な「どちらが優れているか」という比較ではなく、自分のライフスタイルや既存のデバイス環境に合わせて選ぶことが大切です。

Pixel Tabletはスマートホームとの連携や日常使いの汎用性に優れ、iPadは創造的な作業や生産性向上に強みがあります。どちらも日々進化を続けており、タブレット市場はますます魅力的になっています。

最後に、タブレットは「あなたの生活をどう豊かにするか」という視点で選ぶことをお勧めします。機能や性能だけでなく、自分の使い方にフィットするかどうかが、長く愛用できるポイントになりますよ。

みなさんはどちらを選びますか?コメント欄でぜひ教えてくださいね!