今日は私が日々のランニングで愛用しているApple Watchの便利機能について、徹底的に解説していきたいと思います。最新のApple Watch Series 9やUltra 2が発売され、ランニング機能もさらに進化していますね。私自身、週に3回はApple Watchを装着してランニングを楽しんでいるので、実体験を交えながらお話ししていきます!
- Apple Watchとランニングの相性抜群な理由
- 1. データ分析のフル活用術
- 2. Pacerを使いこなして目標達成をラクに
- 3. 「自動トラック検出」で精度の高いトレーニングを
- 4. カスタムワークアウトで効率的なトレーニング
- 5. 心拍ゾーントレーニングでエフィシェントに
- 6. フォーカス機能で集中力アップ
- 7. Race Route機能で自分と競争
- 8. オートポーズ機能で正確な記録を
- 9. Apple Watch Ultraのアクションボタンを活用
- 10. バッテリー持続時間を最大化する方法
- 11. 音楽とポッドキャストでランニングをもっと楽しく
- 12. ランニングフォーム分析で効率的な走りを
- 13. 天気情報を活用した安全なランニング
- まとめ:Apple Watchでランニングライフをもっと豊かに
Apple Watchとランニングの相性抜群な理由
Apple Watchは2015年の初代モデル発売から、単なるスマートウォッチから本格的なフィットネスデバイスへと進化を遂げてきました。特に最新のwatchOS 10では、ランナー向け機能が大幅に強化されています。
私がApple Watch Series 8を購入したのは約1年前。それまではGarminを使っていたのですが、iPhoneとの連携の良さと日常使いのしやすさから乗り換えました。実際に使ってみると、ランニングデータの精度や使いやすさに驚きましたよ!
では早速、ランニングを極めるための9つの便利機能を見ていきましょう。
1. データ分析のフル活用術

Apple Watchでは、走行距離やペースだけでなく、歩幅、接地時間、垂直振動、ランニングパワーなどの詳細なデータも計測できます。
私の場合、かつて膝を痛めた経験から、垂直振動(上下の動き)を特に意識しています。値が大きすぎると着地の衝撃が強くなり、膝への負担が増えるんですよね。
【設定方法】
- 「ワークアウト」アプリを開いて「屋外ランニング」を選択
- 右上の「…」をタップして「ワークアウト表示」を選択
- 「編集」をタップして、表示したい指標を追加・削除
- 「完了」をタップして設定を保存
ランニング後はiPhoneの「フィットネス」アプリで詳細データを確認できます。特に「トレンド」タブでは長期的な変化がグラフで表示されるので、自分の成長が一目瞭然です!
2. Pacerを使いこなして目標達成をラクに
「今日は5キロを25分で走りたい」そんな目標があるとき、Pacer機能が大活躍します。設定したペースを維持できるよう、Apple Watchが haptic feedback(振動)でサポートしてくれるんです。
私は先月、10kmレースに参加した際、45分を目標にPacerを設定しました。ペースが遅れるとApple Watchが振動で教えてくれるので、無理なくペース調整ができて、結果的に自己ベストを更新できました!
【使い方】
- 「ワークアウト」アプリで「屋外ランニング」を選択
- 「…」アイコンをタップして「Pacer」を選択
- 目標距離と目標時間(または目標ペース)を設定
- 「完了」をタップしてワークアウトを開始
Pacerを使う際のポイントは、最初から無理をしないこと。最初の1kmは少し余裕を持ったペースで走り出し、体が温まってきたら徐々にペースを上げていくのがおすすめです。
3. 「自動トラック検出」で精度の高いトレーニングを
以前は米国限定だった「自動トラック検出」機能が、watchOS 9.2から日本でも利用可能になりました。陸上競技場のトラックを自動検出して、GPSの精度を高めてくれる素晴らしい機能です。
私の家の近くには400mトラックがあり、週に1回はインターバルトレーニングに使っています。この機能を使うようになってからは、距離の計測精度が格段に向上しました。特にコーナー部分での誤差が少なくなったのが嬉しいですね。
【使用方法】
- watchOS 9.2以上にアップデート
- 「ワークアウト」アプリで「屋外ランニング」を選択
- トラックに到着すると自動検出
- レーン番号の選択画面が表示されるので、使用するレーンを選択
- そのまま通常通りトレーニングを実施
この機能は400mの標準的なトラックで最も効果を発揮します。使用するレーンを正確に入力することで、走行距離が正確に計測されるので、インターバルトレーニングの精度が向上しますよ。

4. カスタムワークアウトで効率的なトレーニング
単調なランニングに飽きてきたら、「カスタムワークアウト」機能を活用しましょう。インターバルトレーニングや、ファルトレク(変化走)など、様々なトレーニングパターンを簡単に作成できます。
私のお気に入りは「ピラミッドインターバル」というワークアウトです。400m→800m→1200m→800m→400mと距離を変えながら、休憩を挟んで走るトレーニングで、これをApple Watchでプログラムしています。手動でラップを取る必要がないので、トレーニングに集中できるのが最高です!
【作成手順】
- 「ワークアウト」アプリで「屋外ランニング」を選択
- 「…」をタップして「ワークアウトを作成」を選択
- 「ウォームアップ」「ワークアウト」「リカバリー」「クールダウン」などの要素を追加
- 各セクションの時間や距離、繰り返し回数を設定
- ワークアウトに名前を付けて保存
一度作成したワークアウトは保存されるので、次回からはワンタップで同じトレーニングを始められます。シンプルな距離走とインターバルトレーニングを交互に行うと、効率よく走力が向上しますよ!
5. 心拍ゾーントレーニングでエフィシェントに
効果的なトレーニングには、適切な強度で走ることが重要です。Apple Watchの心拍ゾーン機能を使えば、トレーニングの目的に合わせた強度で走ることができます。
watchOS 9からは5つの心拍ゾーンが自動的に計算され、ランニング中にどのゾーンで走っているかリアルタイムで確認できるようになりました。例えば「ゾーン2」は脂肪燃焼に最適で、「ゾーン4」は乳酸閾値を向上させるのに効果的です。
私は平日のランニングではゾーン2(有酸素運動ゾーン)を意識し、週末の高強度トレーニングではゾーン4(閾値ゾーン)を目標にしています。この使い分けを始めてから、疲労感が少なくなり、パフォーマンスも向上しました。
【設定方法】
- iPhoneの「Watch」アプリを開く
- 「マイウォッチ」タブから「ワークアウト」を選択
- 「心拍ゾーン」をタップ
- 「自動」または「手動」を選択(初めての方は「自動」がおすすめ)
また、各ゾーンの表示色もカスタマイズできるので、自分の好みに合わせて変更すると、一目でどのゾーンにいるか分かりやすくなります。
6. フォーカス機能で集中力アップ
ランニング中、仕事のメールや SNS の通知が続くと集中力が途切れてしまいますよね。Apple Watchの「フォーカス」機能を使えば、ランニング中の通知をコントロールできます。
私は「フィットネスフォーカス」を作成して、ランニング中は家族からの連絡と緊急通知以外はすべてオフにしています。おかげで、走りに集中できて、心も体もリフレッシュできるようになりました。
【設定手順】
- iPhoneの「設定」アプリから「フォーカス」を選択
- 「+」ボタンをタップして新しいフォーカスを追加
- 「フィットネス」を選択
- 許可する人や通知を設定
- 「ワークアウト中に自動的にオン」を有効にする
特におすすめなのは、Apple Watchでワークアウトを開始すると自動的にフォーカスモードが有効になる設定です。これで、毎回手動でフォーカスをオンにする手間が省けます。
7. Race Route機能で自分と競争
モチベーション維持に困ったときは「Race Route」機能が最適です。過去に走ったルートで自分自身と競争できる機能で、watchOS 9から追加されました。
私はいつも走る近所の5kmコースで、この機能を使って自己ベスト更新に挑戦しています。画面に「ペースが10秒遅れています」といった表示が出るので、モチベーションが維持できますし、ゴースト機能のようで楽しいですよ!
【使用方法】
- 同じルートを2回以上走行済みであること
- 「ワークアウト」アプリで「屋外ランニング」を選択
- 「…」をタップして「レースルート」を選択
- 過去のルートから選択し、「前回の記録」または「自己ベスト」と競争
- 「GO」をタップしてワークアウトを開始
この機能のポイントは、GPS記録の精度を高めるために、同じルートを正確にたどることです。少しでもルートがずれると「ルート外」と表示されることがあります。また、信号待ちなどがあるルートでは、次に紹介する「オートポーズ」と組み合わせると効果的です。
8. オートポーズ機能で正確な記録を
信号や横断歩道が多い市街地でのランニングでは、「オートポーズ」機能が非常に便利です。立ち止まると自動的に記録を一時停止し、再び走り始めると自動的に再開してくれます。
私の通勤ランでは信号が5か所あるのですが、オートポーズのおかげで純粋な走行時間とペースが正確に記録されるようになりました。以前は手動で一時停止していましたが、忘れることも多く、データの信頼性に欠けていました。
【設定方法】
- iPhoneの「Watch」アプリを開く
- 「マイウォッチ」タブから「ワークアウト」を選択
- 「自動一時停止」をオンに切り替える
オートポーズ機能は基本的に動きを検知して自動的に作動しますが、稀に反応が遅いことがあります。そんなときは手首を上げて画面を見ると、認識が早まる傾向があります。また、この機能はバッテリー消費がやや多いので、長時間のランニングでは注意が必要です。
9. Apple Watch Ultraのアクションボタンを活用
Apple Watch Ultra(および最新のUltra 2)を使用している方には、オレンジ色の「アクションボタン」が強力な味方になります。このボタンはランニング中の操作をシンプルにしてくれます。
私はUltraを使っていませんが、ランニング仲間のUltraユーザーは、ラップを記録するためにアクションボタンを設定しています。汗で画面が反応しにくいときや、手袋をしている冬場でも、物理ボタンなら確実に操作できるのが魅力だそうです。
【設定方法】
- iPhoneの「Watch」アプリを開く
- 「マイウォッチ」タブから「アクションボタン」を選択
- 「ワークアウト」を選択
- アクションとして「ラップを記録」や「次のビューを表示」などを設定
アクションボタンはワークアウト中だけでなく、ワークアウトの開始にも使えます。ボタンを1回押すだけでランニングを開始できるので、寒い日や急いでいるときに重宝します。Ultra 2ではダブルタップジェスチャーも追加され、さらに操作性が向上しています。
10. バッテリー持続時間を最大化する方法
長距離ランナーやトレイルランナーにとって、バッテリー持続時間は非常に重要です。特にフルマラソンやウルトラマラソンでは、Apple Watchのバッテリーが持つかどうかが心配になりますよね。
私は先日、フルマラソンに参加した際、以下の設定でバッテリー消費を抑えることに成功しました。4時間のランニングでバッテリー残量は60%以上残っていました!
【バッテリー節約のコツ】
- ワークアウト前に「省電力モード」をオン
- 不要なアプリのバックグラウンド更新をオフ
- 画面の明るさを下げる
- 常時表示をオフにする
- モバイル通信をオフにする(GPSは機能します)
- 音楽をApple Watchに直接ダウンロードして再生
特にApple Watch Series 8以降では「低電力モード」が強化され、GPSトラッキングや心拍数モニタリングを維持しながらバッテリー寿命を延ばせるようになりました。Ultra 2ならさらに安心で、「省電力ワークアウト」設定では最大60時間のGPSトラッキングが可能です。
11. 音楽とポッドキャストでランニングをもっと楽しく
長時間のランニングでは、音楽やポッドキャストが良い気分転換になります。Apple Watchなら、iPhoneを持ち歩かなくても音楽を楽しめるのが魅力です。
私は通常のランではApple Musicのプレイリストを、LSDのような長い距離を走るときはランニングポッドキャストを聴いています。ポッドキャストを聴きながら走ると、距離をこなしているという感覚が薄れて不思議と長く走れるんですよね。
【設定方法】
- iPhoneの「Watch」アプリから「ミュージック」を選択
- 「自動で追加」を設定するか、特定のプレイリストを同期
- Bluetoothイヤホンをペアリング
- ランニング中にApple Watchの「ミュージック」アプリを開いて再生
ポイントは、ランニング前にプレイリストをApple Watchに同期しておくことです。ストリーミング再生するとバッテリーの消耗が早くなりますし、電波状況によっては音楽が途切れることもあります。あらかじめダウンロードしておけば安心です。
12. ランニングフォーム分析で効率的な走りを
watchOS 9からは、ランニングフォームに関する指標も充実してきました。「垂直振動」「接地時間」「ストライド長」などのデータを活用すれば、より効率的な走り方が身につきます。
私は膝の怪我をきっかけに、ランニングフォームの改善に取り組んでいます。特に「垂直振動」の値に注目して、上下動の少ない効率的なフォームを目指しています。実際に値が下がってくると、同じペースでも楽に走れるようになりました。
【データの見方】
- 垂直振動:値が小さいほど効率的(一般的に7~10cmが理想)
- 接地時間:短すぎても長すぎても非効率(200~300msが一般的)
- ストライド長:身長や走速度によって最適値が異なる
これらのデータは、iPhoneの「フィットネス」アプリから各ワークアウトの詳細画面で確認できます。数回分のデータを比較して、自分のフォームの傾向を把握するのがおすすめです。プロのランニングコーチに相談する際も、これらのデータがあると具体的なアドバイスをもらいやすくなります。
13. 天気情報を活用した安全なランニング
Apple Watchの「天気」アプリや「コンパス」アプリは、屋外ランニングの際の安全確保に役立ちます。特に天候が変わりやすい季節や不慣れな場所でのランニングでは重宝します。
私は先日、旅行先で走っていたときに突然の雨に見舞われましたが、Apple Watchの天気レーダーで雨雲の動きを確認し、すぐに宿泊先に戻るルートを選ぶことができました。
【活用方法】
- ランニング前に「天気」アプリで降水確率や風速をチェック
- 「コンパス」アプリで方角を確認(特に山道や不慣れな場所で有効)
- ワークアウト中に「Digital Crown」を回して天気画面を確認
- Ultra 2なら「サイレン」機能も緊急時に活用可能
最新のwatchOS 10では、「コンパス」アプリが進化して「バックトラック」機能が追加されました。これは自分の通った道のりを記録してくれる機能で、トレイルランニングなどで道に迷った際に元の道に戻れる便利な機能です。
まとめ:Apple Watchでランニングライフをもっと豊かに
いかがでしたか?Apple Watchはただ距離やペースを測るだけのデバイスではなく、トレーニングの質を高め、ランニングをより安全で楽しいものにしてくれるパートナーです。
私がApple Watchを使い始めてから、ランニングに対するモチベーションが格段に上がりました。データを分析する楽しさが加わり、以前より意識的にトレーニングできるようになったと感じています。
これから寒い季節になりますが、Apple Watchがあれば冬のランニングも楽しめます。心拍数の変化に注意を払いながら、自分のペースで走りましょう。
最後に、正確なデータ測定のためには、Apple Watchに正しい個人情報(身長、体重、年齢など)を登録することが大切です。定期的に情報を更新して、常に最適な状態でApple Watchを活用してくださいね。
皆さんのランニングライフがより充実したものになりますように!何か質問やご自身のApple Watch活用法があれば、ぜひコメント欄でシェアしてください。走りながらお返事するかもしれませんよ!